都市伝説のネタです.

【超絶IQ列伝】苫米地メソッド EX 「抽象度とは何か?」苫米地英人 2019年8月1日収録 - YouTube

正直苫米地さんについては今まで気功と引き寄せの法則のスピリチュアルな人という認識しかなかったのだが, このヤバイ動画をみて印象が180度変わってしまいました.

この動画で言及していることが本当なのかわからないです. なぜなら苫米地さんは(脱)洗脳の専門家でもあるので. 私がKindleで持ってた書籍は洗脳原論…

しかし内容がとてもおもしろいので,特にコンピュータ・サイエンスの歴史に関わる部分をいくつか箇条書きしておきます.

カーネギーメロン大学でコンピュータ・サイエンスと分析哲学を同時に専攻

  • Computational Linguistics, 日本語だと 計算言語学(ref: Wikipedia).
  • カーボネル教授, 富田勝さんが助教授というときの大学院生.
  • カーネギーメロン大学では第2次AIブームのとき, 分析哲学を元に人工知能を組み上げることに取り組んでいたのでまさかのCSと分析哲学の二刀流の勉強になったとか.
    • コンピュータ・サイエンティストは哲学なんてやりたくないんだ!
      • チョムスキー哲学までやらされた.
    • 知識をコンピュータで表現するためには哲学が必須と考えられていた.
      • まずは知識表現を形式化して, つまり数式化して人工知能に教え込んでいこうという考え. 哲学の分野ではオントロジー, 存在論.
      • Class Systemとは存在論からきた.
      • そこからオブジェクト指向が派生して中途半端にさらに派生したものがJava.
        • Javaを開発したジェームズ・ゴスリンに, これを日本で流行らせろと言われたが, Javaの中途半端な抽象に満足できなかったので, 無理!と断ったとか😕.

パット見コンピュータ・サイエンスのすごい人の名前がゴロゴロ並んでいる… そのコミュニティの中にただ一人いた長髪黒髪のアジアの青年というよくわからない設定.

しかし一応, わたしもG検定は持っているのでなんとなく第2次AIブームは知ってたけど, AIと分析哲学とLISPとオブジェクト指向の流れがつながったのはとてもワクワクする知識だった.

このあたりの, つまり哲学とプログラミングの関係は老後に深堀して勉強したいということを漠然と思っていたが, その取っ掛かりの入口はLISPにあったのか!老後の楽しみが増えた.

ポール・グレアム(Paul Graham)のともだちがとまべち

  • On LISPを書いたハーバード大の友達, ポール・グレアム.
    • カリフォルニアのLispグループの思い出.
    • この動画の世界!
    • いつもはTシャツ短パンのPaulがLisp User会議にいきなりスーツで現れた!
      • YAHOO!にViawebが50 million(50億円www)で売れたのでスーツを着たとか.
      • この動画ではそのお金をY Combinator立ち上げに当てたとか.
  • 苫米地さんがViawebで億万長者になって画家として暮らしているけどプログラムしたくてしょうがないPaul Grahamに, ちょっとプログラム手伝ってとお願いしたら, 「わかった, やってやる. ただし金は払うな!」といったとか😕.
  • もう20年くらい連絡は取ってない.

わたしが苫米地さんがうさんくさい人という認識からヤバイ天才という認識になったのは, Paul Grahamとの関係についての言及だった.

私は結構 Paul Grahamに憧れを抱いている.

今でも枕元にハッカーと画家の本をおいて折りに触れてエッセイを読んでたり, このFuturismoブログのサブタイトルも昔は Beating the Averagesだったり(恥ずかしくて数年でやめた), 今まさにClojureの勉強をはじめちゃったのももちろんPaul Grahamの影響うけまくりだったりする.

まさか とまべちのともだちがPaul とは!

これでマインドブロックがはずれ, なんなら気功や引き寄せの法則まで学び始めた.なにしろ最近は1日1時間座禅を組んでいる. しかし苫米地さんの本はKindle Unlimitedで読み放題のものが多いがコンピュータ・サイエンスのものはほぼなくてスピリチュアルのものばかり, なぜだ!それしか選択肢がないじゃないか!

気功とかではなくてCommonLispの入門本を書いてTech系ユーチューバーになってほしい… いや, 気功や自己洗脳も実は好きだが.

第2次AIブームはLISPハッカーがつくった

  • 初期のLISP User Groupの人たちは30人くらいでみんな顔なじみ.
    • 俺達は季節労働者, LISPで設計開発ができる人なんて本当に人材が限られてたので, あるプロジェクトがはじまればれ期間限定でそれに参加して大金を稼いでいたとか😕.
    • 人工知能は理論としては当時完成していたけどマシンパワーの問題で使い物にならずに金も稼げなかった. 1億倍コンピュータは遅かったので学習が収束しなかった.
  • t30.
    • Eric Nyberg - Wikipedia が同級生で社員.
      • この前会ったら教授になってたとか😕.
      • おれの会社の社員はPaul Grahamと Eric Nybergだ!😕.
  • t37.
    • 80年代の人工知能研究, 知識表現システムは2つの流れ.
      • いわゆるニューラルネット研究(PDP, partial dependence plot?).
        • この流れがディープラーニングになった.
      • Class System
    • どちらもカーネギーメロン大が手動.
      • その背景は, SDI計画, 別名スターウォーズ計画.
      • ソ連の教授級の天才たちもカーネギーメロン大に逃げてきていた.

See Also

Paul Grahamさんの自伝のようなエッセイには, 苫米地さんなんて登場しないな.

やはり都市伝説か😕.

ref: https://hiroshi-manabe.github.io/translation/what_i_worked_on/

誰かのtumblrのリブログで, なぜJavaではなくCommonLispなのかということを熱く語る記事.

ref: Macd’s Note - Sun Developer News

2020年よりエンジニア募集, まさかの21世紀最強CommonLisp企業か?

IQ 81の境界知能の私には無理だな🤔