前回の続きです。

瞑想は心のスポーツ?集中瞑想の深さをMuse脳波で数値化スコアリングしてみた! | Futurismo

Muse S Athena1の脳波データ分析を、GitHub Actionsで自動化して、スマホから直接レポートを閲覧できるようにしてみました。

背景

PC開いてコマンド打つのが面倒だった

今までの脳波分析は以下のような手順でやっていた。

Mind Monitor(スマホ)でデータ計測
    ↓
Google Drive にアップロード
    ↓
ローカルPCにダウンロード
    ↓
WSL/Linux環境で分析実行
    ↓
レポート閲覧

瞑想するたびにPCを開いて、Google Driveからダウンロードして、コマンド打って…というのが正直面倒だった。せっかく瞑想で心が落ち着いたのに、分析のために端末を開くとまた煩悩が湧いてくる。

スマホで計測したら、スマホで完結したい。具体的には:

  • スマホから2タップで分析開始
  • 外出先でもレポート確認
  • PCを開かなくていい
  • 完全無料で実現

システム構成

全体アーキテクチャ

実験的なレポート生成なので、前回の記事で作成したコードをそのままつかおうとおもい、GitHub Actionsをつかうことにした. 静的サイトをビルドしてデプロイするような感じだ.

レポートを出力する場所だが、ファイルとしてではなく、GitHubの機能に直接出力することにした. Issuesと Wiki(doc)と、releaseを検討したところ、画像がアップロードできるということでとりあえずReleaseに投稿することにした. 2

大まかな流れは以下のような感じ. また変えるかもしれない.

[Mind Monitor] → CSV保存 → [Google Drive]
                                ↓
                    [スマホ: GitHub Mobile]
                                ↓
                    手動トリガー (workflow_dispatch)
                                ↓
                    [GitHub Actions]
                    - Google Drive APIで最新CSV取得
                    - 脳波分析スクリプト実行
                    - レポートを自動commit
                                ↓
                    [スマホ: GitHub]でレポート閲覧

技術スタック

  • 実行環境: GitHub Actions (Ubuntu runner, 7GBメモリ)
  • 分析エンジン: Python 3.11, MNE-Python
  • データ連携: Google Drive API(サービスアカウント認証)
  • 認証管理: GitHub Secrets
  • 閲覧: GitHub Web UI / GitHub Mobile

出力結果

https://github.com/tsu-nera/satoru/releases/tag/eeg-report-20251106_222526

ダイエットの成功体験を瞑想にも応用してモチベをあげたい

ライフログによる自己変革には成功体験がある. 6年くらい前は105キロを越えるデブだったのだが、データを細かくとりながらダイエットに取り組んだところ、11ヶ月で45キロのダイエットに成功した. ダイエットとは、摂取カロリーと消費カロリーの引き算でしかないことがわかった. 3

https://github.com/tsu-nera/yaseru/blob/master/notebooks/weights_analysis.ipynb

どうやら、わたしは数値を管理することで、モチベが上がる. これを日々の瞑想にも取り入れたい. 瞑想で追うべき指標はまだよくわからないのだが、ライフログと合わせることで、モチベが上がるはず.


  1. Amazon.co.jp: Muse S Athena: 脳感知ヘッドバンド - 瞑想の追跡とモニタリングのためのニューロフィードバックデバイス ↩︎

  2. GitHubのFeedに脳波分析結果が垂れ流し状態なので、これは改善が必要かもしれない… ↩︎

  3. 予測は、半年で25キロ、1年で50キロ. ということは、2年で100キロ、3年でマイナスとなることグラフからわかった. ↩︎