FCTを飛び出たtsu-neraのワクワクフリーランス生活

thumbnail

こんにちは、tsu-nera です。この記事は、楽しかった職場 みんなの F2 Advent Calendar 2018 - Adventarの 10 日目の記事になります。枠が空いていたので飛び入りで参加させていただきました、よろしくおねがいします。

とくになにかを主張して人を動かそうとかいう意識はありませんが、自分の体験を共有することで、似たような境遇の人や就活生の人生選択の参考になればと思い、この記事を書きました。

おまえだれ?

私は、F2 の子会社である FCT で、8年ほど組込みソフトのエンジニアとして働きました。今年の 6 月に Web エンジニアに職種を変えるために会社を辞めました。現在、フリーランスの Web エンジニアをしています。

詳しい経歴は、ポートフォリオサイトにまとめているのでもし興味があれば御覧ください。

なぜ FCT をでたか?

積極的な理由は、より成長できる環境に身を置きたかったからです。消極的な理由は、精神的に病んだからです。

どこまで自分のいた環境が一般的なのかはわからないですが、大手メーカー系の子会社はみんな似たような文化を持っているのではないかと思い、私の場合を情報共有します。少し愚痴っぽくなり申し訳ありません。

意識低い系の職場

FCT は富士通グループの中で組込みソフト開発に注力している子会社です。そのため富士通プロダクトの受託開発が売上の半分を占めている感じです。大企業のお膝元(川崎工場の敷地内にある)ので、安定しています。

そんな背景もあり、企業文化はぬるま湯でのんびりしているように感じました。家庭を大切にしているひとや、趣味やプライベートを充実させようとしている人が多い、よい社員たくさんいる楽しい会社です。仕事は仕事として割り切って趣味を充実させたいという考え方は、それはそれで素晴らしいです。しかし私自身は、エンジニアは家に帰っても技術を磨くために勉強するべきで、そのために趣味やプライベートなんて犠牲にすべきだという、偏った意識高い系過激派なため、社風があいませんでした。

情報のアンテナも疎いです。モダンな技術に業務で触れられないどころか、みんな知ろうとしません。1例を出すと、4 年前に部内で GitHub を知っているひとはいるかどうかアンケートをとったところ、40 人中3人でした。思わずびっくりして座り小便してバカになりました。エンジニアとして GitHub しらないとか、ヤバくないですか?

話はそれますが英語や TOEIC もみんなやらないですね。やらないので興味がないというか、私は TOEIC900 くらいもっていますが、なにそれみたいな感じで評価されませんでした。TOEIC とか、目標がない人でも手っ取り早く頑張れて実務にも役立ち成果もでる資格なのに、みんなやらないですね。グローバル企業を目指しているんですけどね。

コードがかけない職場

また、忙しすぎる割には仕事で成長できなかったということもあります。忙しいです。他の SE の現場はあまり知りませんので、比較はできないのですが、私の参画したプロジェクト(ストレージシステム開発系です)は、80H くらい残業している人はけっこういました。また、入社してから日に日に残業規制というものが厳しくなってきて、間に合わないので残業したくてもできないなんてことが増えてきました。

忙しくても成長できれば不満はないのですが、あまり成長ができないことが不満でした。とくに、コードがかけないことに不満を持っていました。私は 8 年間のキャリアで仕事でコードを書いた量は10000ステップに満たないです。転職の直接のきっかけとなったのは、コード量をカウントして愕然としたからでした。

プロダクト開発の 8 割は流用開発です。新規開発でスクラッチでコードを書くことはめったにありませんでした。また、辞める前の開発は新規開発だったのですが、結局私は仕様書を生み出す Word 職人で、プログラミングの仕事は協力会社の方に流れてしまいました。4 年前ですが、1000 ステップのメソッドをもつ Java のコードの保守で 2 ヶ月殴りつづけられたときは、そのままうつで病んで休職しました。コードを自分でかけずにスパゲッティコードの保守をずっとやっていると、普通の人は我慢できるかもしれませんが、私は病んで死にます。

プログラミングが得意でないからやらせてくれないのか、それともやらせてくれないからいつになっても得意にならないのか、悩みましたが、たぶん環境のせいだと思い、部署移動をするのもチャンスがないため、転職して環境を変えようと思いました。

親指シフト Love

2つマイナスイメージを書いたので、明るいことも。私は富士通グループで働き、親指シフト入力を身につけることができました。会社の倉庫には新品の親指シフトキーボードが眠っていて、それを業務でつかっていました。また、昔は入社教育として親指シフト入力を研修で教えていたようで、胸熱でした。

フリーランスの Web 系エンジニアになってよかったこと・・・全部!

今はフリーランスの Web 系エンジニアです。

Write the Code. Change the world.

まず、Web 系はコードを重んじる文化、エンジニアを大切にする文化があるところがよいです。以前お世話になった会社では、面接の時に、うちでは価値のあるコードを生み出すことに重きを置き、コードの品質がビジネスの価値に直結するような開発をしたい、という台詞をきき感動しました。今は、フリーランスという立場もあり、上流はせずにコーディングばかりしている生活です。念願の新規開発でのコーディングです、幸せです。コードは世界を変える、そんな夢物語を信じてもいいでしょうか?

Web 系エンジニアは顧客に近いところでビジネスの価値を提供できるところがよいです。私は運良く、働き始めてすぐに Web サービスの初回リリースに関わることができました。FCT にいたときは B2B ビジネスのストレージシステム屋だったので、自分の書いたコードがどういう価値を生み出しているのか、まったく実感できませんでした。

Work as Life

フリーランスという働き方も魅力的です。フリーランスといっても常駐型とリモート型がありますが、私がお世話になった案件は週2回出社で、3日リモート勤務でした。私は家かオフィスかコワーキングスペースのどこかで作業をしています。リモートワークというとコーヒーを飲みながら優雅に GitHub の issue を眺めつつまったりと朝の時間を過ごすようなイメージでしたが、それは幻想でした。現実は、食パンかじりながら、ガンガンくる slack 通知に対応してパジャマのまま戦闘開始です。結局直接話すのが早いので、オフィス出社です。

フリーランスは休みもとりづらく大変というのはその通りで休みとかないです。私は週 6 で働き、深夜も休日も働きかつ勉強しています。1日 3 時間睡眠の日も結構あります、仕事とプライベートの境はないです。お一人様ブラック企業へようこそ!

しかし、私は満足しています。趣味を大切にする安定指向の人にはまったく理解できない狂った思考かもしれません。働き方改革も残業制限もワークライフバランスもウザいです。落合陽一さんはいみじくも言いました。「Work as Life - 寝ている時間以外はすべて仕事でありその仕事が趣味」。この思想にとても共感です。24 時間365日技術のことを考えつづけ、学び、稼ぎ、成長する、素晴らしいじゃないですか。心折れずにやってこれているのは、学びがコードとなり、日々成長を実感しているからです。

以上が私の最近の生活とそれについての考えです。フリーランスのこの暴走する馬車馬のような生活が快適と感じるかどうかは、その人の人生観によると思います少なくとも、フリーランスは楽で自由ではないです。普通は会社員のほうが快適で楽しいですよね、でもそうでない変人もいます。

おわりに

狂った向上心と病弱な精神のため、会社員としてこのままやっていけるかわからなかったこともあり、また偶然にもフリーランスとしてたまたま仕事にありつけたこともあり、今はフリーランスとして生活しています。そして、今のライフスタイルに幸せを感じています。しかし、このままフリーランスを続けても年をとるにつれて生活がつらくなることは、いろいろ な情報源からわかっているので、そのうち再就職したいです。

今は、技術力の向上にすべてを捧げます。安定もお金もいりません。貪欲に技術を追い求め、コードを書き、圧倒的成長したいです。

P.S.

私は未だ武蔵中原の富士通川崎工場から徒歩3分のアパートに住んでいます。もし今回の記事についてもっと知りたいという川崎工場勤務のかたは、連絡をください。気軽にお茶でもしましょう。