Sphinxは、htmlやPDF以外にも、epub形式への変換をサポートしている。
今日は、epub形式でSphinxドキュメントをビルドして、iPadで電子書籍を読むところまでを試してみた。
ePubとは
ePub形式とは、電子書籍で広く採用されている拡張子の規格。
https://ja.wikipedia.org/wiki/EPUB
Sphinxを利用すると、テキストからepub形式のファイルが一瞬で作成できてしまう!
copy.pyのepubの出版情報を記入する
epub形式での出力のためには、sphinxルートディレクトリにあるcopy.pyにepubの情報を記入してやる必要がある。
そもそも、Sphinxを始めた時(sphinx-quickstart)、epubを有効にしていない場合は、設定する項目すらない。
Sphinx can also add configuration for epub output:
> Do you want to use the epub builder (y/N) [n]:
そんな時は、以下のサイトの下の方に設定情報があるので、それをcopy.pyの一番下にコピペする。(自分はそうした)
copy.pyには以下の情報を記入。
epub_basenameは必須項目。ほかは入れなくても大丈夫っぽい。
epub_basename(必須) | epubのファイル名 |
epub_title | epubのタイトル |
epub_author | epubの作者名 |
epub_copyright | コピーライト |
ちなにみに、入力のときは、=u’xxx’な感じで、日本語を使うときにuを入れないとエラーする。uがUTF-8を示す。
# -- Options for Epub output ---------------------------------------------------
epub_basename = 'Shinigami_kai'
# Bibliographic Dublin Core info.
epub_title = u'死神・改'
epub_author = u'神楽家きつね'
#epub_publisher = u'神楽家きつね'
epub_copyright = u'2012 神楽家きつね All right reserved'
make epubでSphinxからepub形式へ変換する
変換元のrst形式ファイルは作成済みであること。
rst形式ファイルからSphinxのmakeコマンドでepub形式へ変換するには、
sphinxのルートディレクトリで以下のコマンドを叩けばよい!(簡単\(^0^))
make epub
すると、./_build/配下にepubディレクトリが作成される。
そのしたに、(copy.pyでいれたepub_basename).epubというファイルがある。
これが、epub形式に変換されたファイルだ。
Droxbox経由でiPhone/iPadからepubファイルを見てみる
epubファイルをDropboxの任意の場所に置いて、iPhone/iPadのDropboxアプリで見てみる。