JUnitをEclipseで利用する方法をメモします。
環境
- Windows 7 64bit
- Eclipse 4.2 Juno
- Java SE 7.9
JUnitはJava用の単体テストフレームワーク
JUnitとは、Java用の単体テストフレームワーク。
Javaでのロジックテストが簡単にできる、お助けツール。
(Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/JUnit)
この本がJUnitでは、一番有名。TDDのバイブル。
- テスト駆動開発入門 - ケント ベック
JUnitのダウンロードとインストール
JUnitを手に入れる
JUnitはGuitHubより落としてこれる。
JUnitのインストールは、落としてきたフォルダを任意の場所に置くだけ。
(ここではC:\src\junitにおいた)
フォルダに環境変数のパスを通す。
- [コントロールバネル] > [システム] > [システムの詳細設定] > [環境変数]を選択。
- 下段のシステムの環境変数の中からPathを選択して、[編集]を選択。
- すでに入っている値の最後に”;”をつけてから、パスを追加する。
C:\src\junit
EclipseでのJUnit ビルド・パスの設定
EclipseでJUnitを利用するために、ビルド・パスを通す。
プロジェクトを選択して、[ブロパティ] > [Javaのビルドパス]を選択。
[ライブラリ]タブ > [ライブラリの追加] > [ユーザライブラリ] > [次へ]
[ユーザライブラリ] > [新規]を選択。
ライブラリを作成するために、[JUnit4]と名前をつける。
続いて、[外部Jar追加]。
ここで、先ほどおいたファイルの中にあるjunit-4.11.jarを選択する。
Eclipse JUnit プラグインを利用する
Eclipseでは, Eclipse JUnit プラグインを利用すると簡単にテストケースが作成できる。
(Eclipse JDTには標準で入っている)
テストコードを書きたいソースコードを右クリックして、[新規] > [JUnitテストケース]を選択。今回のテスト対象は、以下の通り。メソッドより期待値が返されるかをテストする。
public class sample {
public static int num() {
return 10;
}
}
ここでは、新規JUnit 4テストケースを選択。とりあえず、細かい設定は置いておいて、完了を選択。テストケースが自動生成される。
import static org.junit.Assert.*;
import org.junit.Test;
public class sampleTest {
@Test
public void test() {
fail("まだ実装されていません");
}
}
JUnitテストの実行
テストの失敗
プロジェクトを選択して、右クリック。
[実行 > [JUnitテストの実行] を選択して、テストケースを実行する。
まだなにも期待値を書いていないので、テストは失敗する。
画像なくなりました
テストの成功
fail(“まだ実装されていません”);の部分を置き換えてテスト実行すると、テストは成功する。
assertEquals(10, sample.num());
画像なくなりました
assertEqualsは、期待値(10)と結果(sample.num() )を比較する関数。
等しければテストは成功する。
assertEqualsだけ覚えれば、とりあえずどんなテストでも書ける(乱暴な言い方)。