最近とみに OpenStack という単語をきくようになった.

OpenStack がなんなのか知らないと, 何だか日本人なのに納豆がきらいといって白々しい目で見られるような, 子供にそのうち石をなげられるような惨めさを感じる.

というわけで, OpenStack について調べ, さらにはインストールしてみる.

OpenStack とは

まずは, OpenStack とはなにか, しらべてみた.

OpenStack の特徴

  • オープンソースで構成されるクラウド・インフラストラクチャー.
  • クラウドに・インフラに関わるすべてのことが, 共通化されて自動化される.
  • バイナリの API ではなく Web API で呼び出せるため, それぞれは独立性が担保され, 柔軟で開発しやすく使いやすい.
  • Apache ライセンスを採用.
  • IBM や HP など, 大企業が開発を牽引している.
  • AWS クラウド コンピューティングに対するロックイン回避

20 年前の Linux のような存在

Linux は OpenStack のように, オープンソースであることによって, 早い成長を遂げている.しかし, Linux とおなじではない.

  • 草の根 vs 大企業: Linux はコミュニティが作り, その後ベンダーに採用されたテクノロジ.

OpenStack は商業的なプロジェクトで, その後コミュニティに公開されたもの.

リアリティ チェック: Openstack は第二の Linux ではない

参考

OpenStack のアーキテクチャ

複数のサービスコンポーネントが Web ベースの RestAPI でつながっている. 詳細は, 別ページ参照.

OpenStack のインストール方法

OpenStack のインストール方法はいろいろあるようだ.

公式ページのインストール方法.

DevStack

簡単にインストールするためには, DevStack というものが有名なようだ.

RDO

Linux ディストリビューションを VM 上に入れるという方法もある. RedHat が出している RDO というツールもある.

VMware Integrated OpenStack

VMware も ディストリを出す予定らしい.

docker

docker のなかに devstack がはいっているというちなみに, 自分の環境ではインストールできなかった.

vagrant-openstack にきめた

いろいろ試してみた (正確に表現すると, 失敗してみた) 結果, vagrant をつかうことにした.

vagrant ってなにってひとは, 過去記事を参照のこと.

environment

  • archlinux
  • vagrant 1.6.3
  • virtualBox 4.3

手順

以下の記事から vagrant box があることを知ったので, それを利用する.

github の README にしたがえば, vagrant up して, お茶を飲めと書いてある. 茶どころか, 回線速度が貧弱なので 1 時間くらいかかって, 喫茶店が閉店時間になって追い出されたのだが・・・ (_‘Д`)

git clone https://github.com/TelekomLabs/vagrant-devstack.git
cd vagrant-devstack
vagrant up

https://192.168.50.10 にアクセスして, user: admin/ password: devstack でログイン.

OpenStack で開発する

以下はブックマーク.

github リポジトリは以下.

開発に参加するための手引きがまとまっている.

開発やバグ管理は launchpad で実施されているようだ.

開発のための API や SDK とそのドキュメント.