あたくしは何を隠そう親指シフターなのです。
Linux環境を利用するにあたって最大の不安は、親指シフトが利用できるかどうかというところでした。色々調べてみた結果、利用できたので方法を書いておきます。
Mint日本語対応
まずは、日本公式HPの手順にしたがって、日本語対応を完了させます。
コマンドは以下。
$ wget -q https://linuxmint-jp.net/linuxmint-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget https://linuxmint-jp.net/sources.list.d/linuxmint-ja.list -O /etc/apt/sources.list.d/linuxmint-ja.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install mint-gnome-ja --install-recommends
fctix-anthyを選ぶ
IMとは、インプットメソッドの略でコンピュータに文字を入力するためのソフトウェア。IMEとは、IMのエンジン(Engine)。かな漢字変換を制御するソフトウエア。文字入力は、キーボードからの文字列をIMEで変換してIMでアプリケーションに渡します。
Mintで利用できるものでメジャーなものは、
- IM
- iBus
- Fcitx
- IME
- Mozc
- Anthy
ネットて調べたところ、うれしいことにAnthyが親指シフト対応しているようだ。MozcはGoogle日本語入力で利用されている技術がオープンソースになったもので、Anthyよりも変換能力が高いが、親指シフトが残念ながら利用できない。
iBusは評判が悪そうなので(本の虫: iBus 1.5がクソすぎる)、対抗馬として最近出てきたFcitxをIMに選択。
よって、fctix-anthyを試してみることにしました。
fctix-anthyのインストール
以下の記事を参考にしました。ありがとうございます。
以下からインストールします。
$ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/saucy.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
$ sudo apt-get update
記事でのfcitx-mozcの部分をanthyに変更しています。
$ apt-get install fcitx fcitx-anthy fcitx-libs-qt5 fcitx-frontend-qt5
また、fctix設定を開こうとするとエラーしたので以下もインストール。
$ apt-get install fcitx-config-gtk
最後におまじないをして、ログアウト・ログインしなおし。
$ gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.keyboard active false
$ im-config -n fcitx
これで利用できるようになったはず。`パネルの右下にキーボードが表示されていればOK.
Fctixの設定
メニューからFctix設定を選択。Anthyをダブルクリックして選択。
全般->入力方式から nicolaを選択して完了。
変換機能はMozcに劣る。しかし、変換候補がタブで次次表示できるのはよい。こんなに簡単に親指シフトが実現できるなんて、素晴らしい!!