Cygwin 64bit版が 2013年の7月にリリースされたようです。Cygwin64bit版のgccは、c++0xに準拠したgcc 4.8.1をサポートしているようです。
コレを試してみたかったので、64bit版に移行してみました。ついでにEclipse CDTでCygwinを利用したC++開発環境をセットアップするまでの作業メモです。
64bit版のインストール
Cygwin公式サイトにいくと、以下の2つのインストーラがあります。
- Cygwin
- setup-x86.exe (32-bit installation)
- setup-x86_64.exe(64-bit installation)
以前は、setup.exeの一つでした。ここでは、64bit版のsetup-x86_64.exeをダウンロードします。
インストーラを起動して、次へ次へと選択。ここでインストール先のフォルダパスが、defaultではcygwin64となっていることに気づきます。
いままで利用していたディレクトリ名がC:\cygwinだったので、ここは旧フォルダとの互換性を保つために、インストール先をC:\cygwinに変更します。合わせて、もともとのC:\cygwinは C:\cygwin86と名前変更しました。
リポジトリは、.jpが付いているところを選択。
- ftp.yz.yamagata-u.ac.jp
- ftp.jaist.ac.jp
あとは必要なパッケージを見繕ってインストール。ここでは、C++開発に必要な最低限をまずはインストールする。
- Devel/gcc-core
- Devel/gcc-g++
- Devel/make
gccのバージョンは、gcc 4.8.1です。バッチリ v(-∀-)v
$ g++ --version
g++ (GCC) 4.8.1
Copyright (C) 2013 Free Software Foundation, Inc.
/home/配下のファイルを旧環境から新環境に移行。これで、.sshやら.emacs.dやらが一切合切移動できる。
その他、Cygwinを導入したらこのまとめ記事が参考になりすぎる。
Eclipse CDT の設定
Eclipse CDTの導入は省略。Pleiadesから落とせばよい。
プロジェクト・エクスプローラから 新規C++プロジェクトを作成。ここで、ツールチェーンには、Cygwin GCCを選択。
Eclipse を -cleanオプションを再起動すると、4.8.1のパスをインクルードしてくれる。(cleanしないと、古い設定が残ったままになる)
apt-cygの対応
おまけで、Cygwin入れたら欠かせないツール、‘apt-cyg’も導入する。