CentOSにntpサーバを入れて、日本標準時刻に自動的に合わせるためのメモです。

NTPとは

NTPとは、NetWork Time Protocolの略。

時刻を問い合わせる機能を持ち、正確な時間をコンピュータに反映することができる。

NTPのインストール

% sudo yum -y install ntp

時刻を他サーバに問い合わせる

日本標準時プロジェクトというものがあり、ここから日本の正確な時刻を配信している。

日本標準時プロジェクト 公開NTP

ntp.nict.jpというサーバから正確な時刻を取得する。

% sudo ntpdate ntp.nict.jp
17 Jun 07:44:15 ntpdate[30214]: adjust time server 133.243.238.243 offset 0.005146 sec

ntpdデーモンを起動して、自動的に時刻同期させる

/etc/ntp.confの編集

デーモンを起動することで、時刻を自動同期できます。設定ファイルは、/etc/ntp.confです。

server 0.centos.pool.ntp.org
server 1.centos.pool.ntp.org
server 2.centos.pool.ntp.org

となっている部分を、以下のように編集。

server -4 ntp.nict.jp
server -4 ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server -4 ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server -4 ntp3.jst.mfeed.ad.jp

ntp1.jst.mfeed.ad.jpはntp.nict.jpと同期している別サーバ。

NTPサービス起動

設定が完了したら、サービスを起動。

sudo service ntpd start
ntpd を起動中:                                             [  OK  ]

ntpd -pでステータスを確認することができます。

ntpq -p
remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
=============================================================================
ntp-b3.nict.go. .NICT.           1 u   45   64    1   51.180   36.062   0.004
ntp1.jst.mfeed. 172.29.3.50      2 u   45   64    1   46.038   35.957   0.004
ntp2.jst.mfeed. 172.29.2.50      2 u   44   64    1   37.927   31.670   0.004
ntp3.jst.mfeed. 172.29.3.50      2 u   43   64    1   41.949   30.128   0.004

自動起動の設定

最後に、自動起動の設定をして終了

% sudo chkconfig ntpd on
% chkconfig --list ntpd
ntpd            0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

環境

  • CentOS 6.4

参考