Linuxだと、管理者しかツールをインストールできないとおもってたけど、それはオバカな勘違いだった。管理者でない一般ユーザだって、好きなディレクトリに配置して使うことがデキる。
本題。会社のサーバにRubyがはいってないけど、Rubyでいろいろスクリプトを書きたいので、Rubyを任意のディレクトリにインストールする方法を調べてみた。
環境
- Ubuntu
- Ruby 2.0.0
Rubyをローカルディレクトリにインストールする手順
Rubyソースの取得
まずは、ソースを取得します。Rubyソースは、ここからダウンロードできます。ここでは現時点での最新版、2.0.0-p0をダウンロードする。
- https://www.ruby-lang.org/ja/downloads/
- ruby-2.0.0-p0.tar.gz
Rubyのインストール
解凍して、とりあえずどこでもいいので置く。
$ tar zxvf ruby-2.0.0-p0.tar.gz
$ruby-2.0.0-p0
次に、./configを実行してMakefileを作るときに、オプションでインストールしたいディレクトリを指定。ここがミソ。ここでは、$HOME/local配下にインストールする。
$ ./configure -prefix=$HOME/local
Tipsとしては、RDocのインストールしないように指定したほうがよいかも。容量を節約。
-disable-install-doc
あとは、いつもどおりコンパイルして、インストールするだけ。
$ make
$ make install
インストールできたかどうか確認する。
<tsu-nera@tsunera-virtual-machine:~/local$> ls
bin include lib share<tsu-nera@tsunera-virtual-machine:~$> /home/tsu-nera/local/bin/ruby -v
ruby 2.0.0p0 (2013-02-24 revision 39474) [i686-linux]
ここは、絶対パスを入力する必要がある。
Rubyスクリプトとして実行する
スクリプトとして実行するには、スクリプトの第一行目に、パスを書きます。
#!/home/tsu-nera/local/bin/ruby
num = 1
puts num
実行パスを追加する
インストールしたディレクトリにパスを通すことで、ruby hogehoge.rbで、rubyを実行することができる。ログインシェルの設定ファイルで以下を追加します。例えば、.bashrcは、
PATH=$PATH:$HOME/local/bin