オライリー社から出版されている[Jenkins](かえる本)を読んだ読書メモです。
トピック満載な網羅的説明
この本を読んで思ったことは、
とにかく詳しい
です。 400p近くあり、けっこう分厚いです。
インストール方法、設定方法も、いろんなOSに対する方法が書かれています。
(Ubuntu,OpenSUSE,Redhat,CentOS,Windows.etc.)
手とり足取りといった感じです。
言語はJavaをベース。ただ、多言語への言及も詳しいです。
コード品質のためプラグインの解説、通知方法なども、網羅的に様々なものが紹介されています。 つまり、これ一冊あればなんでも載っているような印象を受けました。
高度な話題としては、分散ビルドや自動化デプロイメント、継続的デリバリなども取り扱われています。(熱を入れて解説されています)このへんは個人的にはよくわかりませんでした。
gitによるJenkinsの使い方の解説が詳しい
版数管理については、Subversionとgitによる解説がされています。
Gitの説明が詳しくて重宝しました。Git Pluginの設定方法が細かく説明されていました。
gitとJenkinsを組み合わせようとすると、ネット上の情報が頼りでした。
他の書籍では、ここまで詳しくはないです。
継続的インテグレーションの目的を明確に
以下、印象に残ったフレーズの覚書。
継続的インテグレーションとは、フィードバックを素早く返すようにすることで、リスクを低減させるものです。
定期的にビルドジョブを走らせる方法は、実際には継続的インテグレーションではありません。
とくに先週は、静的解析ツールを実行しわすれたばっかりにけっこう泥沼にハマってしまったので、そんな体験を思い出す度に、フィードバックを速く返すことの重大さを意識するのだった。
おまけ
なお、この本はネットでも無料でダウンロードできるみたい。(英語だけど)