デスクトップからショートカットでtwitterにつぶやきたいなと思い、いろいろと探してみたがいいフリーソフトがみつからなかったので、twitCurlというC++用のtwitterライブラリを利用して、作ってみました。

環境

  • Windows 7 64bit
  • Cygwin 1.7.17-1
  • curl 7.28.1-1

twitcurlを使う

twitcurl - twitcurl is a pure C++ twitter API library based on cURL - Google Project Hosting

twitcurlとは、twitter API用のC++ライブラリ。

これを使えば、C++のソースからtwitter APIを叩くことができる。

twitcurlの導入

twitcurlの導入方法は以下が詳しい

今回は、Windows上のcygwin環境で試してみたので、Linuxの方を参考にした。

まずは、事前にg++,libcurl4-dev, subversion を setup.exeを使って取得しておく。

Curlというのは、ファイル転送用プロトコルをサポートするライブラリで、コレを利用して、HTTPをコマンドラインから利用するらしい。

次に、libtwitcurlをsvnコマンドで取得。

svn co https://twitcurl.googlecode.com/svn/trunk/libtwitcurl

subversionがないと、ソースを取ってこれない。

取得後に、libtwitcurlに移動して、makeコマンドでコンパイルをかける。

libtwitcurl.so.1.0という共用ライブラリが作成されるのでこれを/usr/lib/配下にlibtwitcurl.soとリネームしてコピーする。

mv libtwitcurl.so.1.0 /usr/lib/libtwitcurl.so

サンプルコード改造してつぶやき専用クライアント作成

つぎに、twitcurlのサンプルコードを改造してみて、つぶやき専用にした。

サンプルコードは以下のように持ってこれる。

svn co https://twitcurl.googlecode.com/svn/trunk/twitterClient

こんな感じで改造(というよりも、いらない部分を削除したという方が正しい)

ユーザ名とパスワードを変更する。

デスクトップからtwitterにアクセスするためには、以下の4つのキーの取得が必要。

  • ConsumerKey
  • ConsumerSecuret
  • AuthAccessTokenKey
  • AuthAccessTokenSecret

取得方法はドットインストールで学習した。

コンパイルをかけて実行

コンパイルをかける。

g++ quicktweet.cpp -o quicktweet -l/usr/lib/twitcurl

-ltwitcurlをコンパイルオプションにつければコンパイルできる。

(libtwitcurl.soだけと、libと.soはいらない。自分の場合、どうもパスの通し方がわからないので、フルパスでリンクさせた)

実行するときに、共用ライブラリlibtwitcurl.so.1.0を実行するディレクトリに持ってきておく。Cygwinの場合、共用ライブラリを実行するためには、PATHにlibtwitcurl.so.1.0かあるディレクトリの環境変数を通しておく必要があるけれども、面倒臭いで横着した。

quicktweet.exeにつぶやきたい言葉を渡して実行するとつぶやけた。

VBSからtwitterクライアントを呼び出す

次に、VBScriptからquicktweetを実行できるように、VBScriptを作成。

メッセージボックスを表示させて、メッセージを入力してEnterを押すと、メッセージがquickktweetの引数として渡される。

https://gist.github.com/4466455

VBSにショートカットキーを割り当てる

VBSをホットキーから実行できるようにする。

作成したVBSのショートカットをデスクトップか、[スタートメニュー] > [すべてのプログラムで右クリック] > [開く]を選択して、スタートメニューのフォルダに作成する。

ショートカットを右クリックして、プロパティを選択。

ショートカットの欄で、好きなショートカットを入力する。

ここでは[Ctrl + Shift + T]を割り当てた。

これで、デスクトップのどこからでもつぶやけるようになった。

これで 、お手軽に Let’s Tweet。