はじめに

この前から、Pythonのコードを書く際に、Jupyter NotebookではなくてPycharmを使おうかと思い、調べていた。どうも、PyCharmのProfessional Editionには、リモートデバッグ機能があって、サーバ上にあるインタプリタを実行できるようだ。これは便利。たとえば、例としてAWS上で動いているPythonと通信して、ローカルでデバックできたりする。

このリモートデバッグ機能と前回紹介した、Scientific Modeで 心は Professional Editionに課金しようとしていたのだけれども、もう少し調べてやめた。それは、どうもProfessional EditionでなくCommunity Editionでも 自分がやりたいデバッグができそうだからだ。

それは、サーバ上にリモートデスクトップして、サーバ上でPyCharmを動かすということ。というわけで、Ubuntuでリモートデスクトップをするためのメモ。

環境

  • サーバ、クライアイトともに Ubuntu 16.04 LTS

x2goをつかう

Ubuntu用のリモートデスクトップ用アプリ、X2Goをつかう。

いろいろと、ツールを試してみたのだけれども、x2goが最も安定していたので、これに決めた。

サーバ側にツールをインストール

$ sudo apt-add-repository -y ppa:x2go/stable
$ sudo apt update
$ sudo apt -y install x2goserver x2goserver-xsession

クライアント側にツールをインストール

apt-get install x2goclient

メニューバーから[Session]-[New Session]を選択。以下のように、設定をする。

ポイントは、 Session Type. Ubuntuでは、KDE 、LXDE、XFCEを選択すること。それしか使えないらしい。ジブは、xfceを選択。

以下で、XFCEをインストール。

sudo apt-get install xfce4

これで、X2Goクライアント上でセッションを選択して、ログインするユーザー名とパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックすれば、リモートデスクトップ接続ができる。

これで、PyCharmを起動して開発すれば、リモートデバッグをせずとも、サーバ上のリソースが利用できるので、便利。しかし、なぜだかたまにハングするのだけれども。。。

追記

LXDEを使ったほうが、xfceよりも圧倒的にさくさく動きました。

sudo apt install -y lubuntu-desktop