Linux Mintをインストールしてみました。

SonyのVAIOに Windowsと Linuxのデュアルブート環境を構築した手順メモです。

背景

プログラマならば当然Linuxを使いこなさなければという危機感があったので、普段利用しているパソコン環境をLinuxにしたいと常々思ってました。年末年始のお休みを利用して、トライしてみました。

仮想化環境ならばいままで何度か挑戦してきたのだけれども、動作が重いので普段利用するには使えないと思った。

ディストリピューション選び

2013年でもっとも人気のあるディストリビューションを調べてみました。このサイトの右下に世界ランキングがある。

これによると、“Mint"というきいたことがないディストリビューションが、ぶっちぎりで上位を占めていることが分かる。というわけで、Mintをインストールしようと決意しました。

mint4winというツールを利用すると、Windows内部にMintをインストールすることが可能らしいが、Mint 16ではサポートされないとのこと。mint4winの先行きも不安なため、この方法はつかわずにデュアルブートに。

環境

  • Windows 7 64bit
  • Linux Mint 16 64bit cinnamon

Windowsでの作業

ここからは、Linux Mint Japanのユーザーズガイドの手順にそってインストールしてみます。

また、以下のサイトも参考にしました。

空き容量の確保

インストールに必要な容量は、7.7Gほど。現在の自分のの総容量は100GB、空き容量は10GB今回は色々と頑張って30GBほど空き容量を増やした。過去記事も参考。

Mintインストールようにパーティション作成

Mintをインストールするために、Windows側でパーティションを区切ります。

コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理→記憶域→ディスクの管理を機動。

Cドライブを選択してボリュームの縮小を実行するが・・・・ほとんど縮小できなかった。なので、フリーソフトを利用して強引に圧縮した。

このソフトを利用した。

MiniTool Partition Wizard - 窓の杜ライブラリ

結果、こうなった。

なんとか、25GBを削り取ることができました。ここにLinuxをインストールします。

Mintディストリビューションを取得

世界中にミラーサイトがありますが、日本のミラーサイトからダウンロードするのが早いため、JAISTからMintディストリビューションをダウンロードします。

ディストリビューションにはいろいろと種類があります。

  • 32bit/64bit
  • cinammon/ mate cinnamonは高性能/Mateは省エネ
  • codecs/noncodecs メディア関係のアプリを含むか否か。

日本では著作権の関係でNonCodecsを利用したほうがよいみたいです。ということで、自分は 64bit,cinnamon,nocodecsを選択。

以下からダウンロード。

インストール用にUSBメモリ作成

ディストリビューションは、CD/DVDに焼いてインストールするか、USBメモリに焼いてインストールする方法があります。Mintのアップデートがクリーンインストールを推奨されているので、これからも何度かOS入れ直しが必要になるだろうと思い、USB経由でインストールずることにしました。

フリーソフトのLinuxLive USB Createrを利用して、USBにディストリビューションをいれました。

ここまでがWindowsでの作業。ここからが、いよいよLinuxでの作業。

Linuxでの作業

ここからは、なかなかうまくいかずいろんな方法を試した結果、これでとりあえずうまく言ったということを書きます。なので、手順が正しいかどうかは保証できません。。。

USBメモリから起動(BIOS中にF2を押して、External Deviceから起動するようにする)。しばらくして、デスクトップ画面が起動する。

GPartedでパーティション設定 & フォーマット

MenuからGPartedというアプリを起動。すでにWindowsのパーティションが3つある。

  • isw_bfahbhfbaf_Volume0p1 VAIOリカバリ領域
  • isw_bfahbhfbaf_Volume0p2 Windowsのシステム領域
  • isw_bfahbhfbaf_Volume0p3. Cドライブ

余っている領域をクリックして新規拡張パーティションを作成。(isw_bfahbhfbaf_Volume0p4)

  • 512MB ext4 BOOT用 isw_bfahbhfbaf_Volume0p5
  • 10GB ext4 Root用 isw_bfahbhfbaf_Volume0p6
  • 4GB linux-swap swap域用 isw_bfahbhfbaf_Volume0p7
  • 10GB ext4 Home用 isw_bfahbhfbaf_Volume0p8

パーティションは以下のサイトを参考にしました。

  • Guide To Install Linux Mint 16 In Dual Boot With Windows
  • Root域は10GBあればいということで10GB
  • Swap域は、搭載メモリと同程度 or 2倍とのことなので、4GB
  • Boot域はいらないかもしれないが、作成しないとうまくいかなかった。このへんがよくわからない。

そして、ここで重要なのはGPartedを利用してフォーマットをすること。参照したサイトだと、インストールの途中でext4フォーマットしているが、自分の環境だと、謎のエラー(???と表示される)がでて先にすすまなかった。

Install Linux Mint起動

デスクトップ上にあしる Install Linux Mintを起動する。

  • 言語を設定
  • インストールのタイプで その他を選択する。

空き領域があれば自動でインストーラがパーティションを切ってくれるとガイダンスには書いてあったが、ここで謎のエラー(???)がでて先に進めなくなる。自分でパーティションをきると先に進めた。先ほどGPartedで切ったパーティションが現れるので、 Changeを選択して、以下を純に割り当てていく。

  • /boot isw_bfahbhfbaf_Volume0p5
  • / isw_bfahbhfbaf_Volume0p6
  • swap isw_bfahbhfbaf_Volume0p7
  • /home isw_bfahbhfbaf_Volume0p8

ブートローダをインストールする場所は、デフォルトのままで(ここでは/dev/sda)

ここを越えたら、あとは順にインストーラにしたがう。

インストールの最後で Fatal Errorが発生する。 このコマンドの実行が失敗したようだ。

./grub-install /dev/sda

この問題の解決方法は以下の記事で解決できる。

しかし、自分はもっとかんたんな方法を見つけた。Boot Repairという Ubuntuのソフトを利用して、問題点を自動的に解決する。手順にしたがうだけなので、楽。

BootRepairは基本的には手順にしたがっていけばよいがブートローダをどこにインストールするか質問されるところで少し困った。先ほどのエントリを参考に以下をしていした。

isw_bfahbhfbaf_Volume0p

BootRepairが完了したら、再起動。これでWindowsとMintのデュアルブートができるはず。

ここまでくるのにいろいろと試行錯誤して、結局10時間くらいかかったけど、なんとかできた。繰り返すけれども、この方法は偶然うまくいったのかもしれないので、手順が正しいかどうかは保証できません。。。